始まりは

4/8
前へ
/72ページ
次へ
ギィ… 直したばかりのドアが鈍い音をたてて開いた。 キリエは祈るのを止めてドアの方を見ると、ネロが辺りをキョロキョロ見渡しながら歩いて来た。 『ネロ…お帰りなさい』 キリエは優しく微笑んだ。  『皆帰ったのか?』 『ええ、今門を閉めようと思ってたの』
/72ページ

最初のコメントを投稿しよう!

30人が本棚に入れています
本棚に追加