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「そうだな。
あいつは、カイルは劣民出身だよな、ならやっぱり騎士団のふく」
「それ以上口にするのは騎士団を冒涜するも同じ、それはいくらナイルでも許さない!」
ナイルの言葉を遮り猛々しく怒鳴り付け、キッと睨んだ。
流石のナイルもこれには驚いた様だ、うろたえている。
「ご……すっすまん。
そんなつもりで言ったんじゃないんだ」
シーナの騎士団への愛というか崇拝というか、とにかく騎士団へ強い感情を抱いていた。
この世に於いて騎士団は半絶対的な力をもっている。
騎士団や王宮貴族以外の人は劣民と呼ばれている。
騎士団は才能を求め為に劣民からも騎士を育てるのだが、それは子供の話。
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