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「う~……超不完全燃焼です」
「何がです?」
「別に、こっちの話です」
刹那、センパイの両手に力が入った。
「いででででっ! せ、センパイ、痛いって!」
「いいですよ~だ。どうせ私は魅力ありませんよ~だ」
そして、センパイの要望での、第二ラウンド。
さっきまでの不機嫌はなんのその、センパイはニコニコとご機嫌である。
「では、いきます。王様だ~れだ」
同時に、割り箸を引く。
結果は……。
「あ、また俺が王様ですね」
俺が引いた割り箸には再び、『王様☆』の文字が。
「じゃあ、もう一回お願いしますセンパイ。肩、結構こってるみたいで」
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