28人が本棚に入れています
本棚に追加
……はっ。
「またこのユメ……」
ボケッとした頭を頑張って回転させ、今の自分の状況を確認した。
「ウィルー!起っきって!」
ドンドンと部屋のドアを叩く音と共に、威勢のいい声が聞こえた。
朝の光が眩しい。
いつの間にか半開きになったカーテンを見上げながら俺は目を覚ました。
「んう……」
上半身を無理やり起こして起床。
「……うるさいな……」
ベッドの上の時計を見る。
「……」
そんなに今は早くないことが分かった。
「もうこんな時間なのかよ」
のっそりと壁にかけてある制服を取り外し、パジャマを脱いだ。
それにしても……。
「言っていた通りに来たのか……」
あいつが本当にこの時間俺を起こしに。
まさか本気だったとはなあ……。
最初のコメントを投稿しよう!