第2回 団

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「兄さん行ってらっしゃい」 「ああ」 普段着姿で外に出る。弟のスィルが玄関まで来て俺の見送りをしてくれた。 「気をつけて、頑張ってね!」 今日は就職試験の日だ。 場所は国家議事団第一部世界連盟会。通称「団」。本国最大規模の企業である。能力さえあれば誰でも入れるところだ。噂によると最年少で三歳児がいるらしい。 「ああ、心配するな」 ……児だぞ!?どんな能力を……すごいな。 と とにかく俺はここに入りたい。 ここは1度入れば特別何かがない限り永久にやめさせられることはない。 しかも報酬は********! 答えられないほどの額らしい。 俺だって知らない。 待遇も特別らしいし。 すごい。とにかくすごい。 皆1度は憧れる。  それが団なんだ。image=171635951.jpg
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