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岩の上で少女はさっきとは違い、少し怒ったような・・・スネタような表情を浮かべた。
「その刀私には使えないのよ、いえ、貴方以外には使えないと言うのが正解」
強い風が二人の間を吹き抜ける。
空夜は気の抜けた様な表情を作る。
「ぇ・・・?ごめん聞き間違えた」
刀の先端は完全に地面をさしていた。
少女は、苛立ったように右の手で一度強く岩をたたき付けると、『もう!』と、怒発散するよう大きな声で叫んだ。
「貴方にしかその刀は使えないのよ!」
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