豹翠のリアン

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これは主人公が最強な話である。 ━━ルシアール大陸のナシュルナ州 魔物「グルルルルッ…」 兵士①「くそっ…ここも時間の問題だな…」 兵士の前には、ざっと数百はいるであろう魔物が押し寄せてきていた。 兵士②「リアン様が来てくれたらこんな奴等…」 カッ!! 一瞬辺りに眩い程の光が立ち込める。 そして兵士達の前に現れたのは深くフードを被った1人の少女だった。 ?「こんにちわ。零氷騎士団(レイヒョウキシダン)マスターのリアンです。」 兵士①「リ、リアン様…」 フードからは口元しか見えないが彼女は兵士達にニッコリ微笑むと兵士達に背を向け、手を伸ばし手の平を魔物に向けた。 リアン「消えなさい。」 彼女が言葉を発すると、彼女のマントをユラユラと揺らしながら風が舞う。 彼女周りから先の尖った大きな槍の様な形をした氷の結晶が現れ… ズガァアアアアン!!! 魔物「グギャアアアア!!」 土煙が消え目の前に広がるのは魔物の残骸。 兵士①「リアン様ありがとうございました!」 リアン「いえいえ。困ってるときはお互い様ですから♪でわ、気を付けてギルドまで帰ってきてくださいね?」 兵士②「はっ!リアン様もお気を付けてお戻り下さい!」 リアンはビシッっと敬礼をする兵士に微笑むと兵士達の前からパッと姿を消した。 .
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