第1問

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この関係式があると、αとβが実数であるための条件を調べることが出来ます。 二次方程式の解の判別式Dを考えます。 D=b^2-4ac これに前ページのb,cを代入してみますと D=a^2(α+β)^2-4a^2(αβ)^2 となります。 従って、前ページの方程式①が実数の解をもつための条件、すなわちαとβが実数であるための条件は D≧0 つまり (α+β)^2-4αβ≧0   (a^2(>0)で両辺を割りました) であることが分かります。 ですから、今回のように実数α,βに対して s=α+β t=αβ とおくとき、sとtの間には隠れた条件 s^2-4t≧0 があることに要注意です。 解答例では、そこまで細かく条件を絞らなくても、整数という更にきつい条件があるので省略しました。
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