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――2日前。
翠星石と雛苺がのりと一緒にお菓子作りに夢中になっている時の事。 ジュンと真紅はリビングでくんくんを見ていた。
真紅「さすがくんくん、いつみても推理が冴えてるのだわ」
ジュン「いやあ、ハラハラするなあ。……ん、あれは?」
ジュンの視界に移った青い飛行物体。 蒼星石の人工精霊レンピカだった。
ジュン「おい、真紅。あれ」
真紅「なによ、今いいとこ……レンピカ?」
レンピカが真紅の元へと飛んでくる。
真紅「どうしたの? なに、蒼星石が水銀燈に襲撃を受けた?」
ジュン「なんだって?」
真紅「今すぐ助けにいくべきだわ」
ジュン「僕も行くぞ。そうだ、お菓子作りに夢中なあいつらにも知らせなきゃ」
真紅「その必要はないわ」
ジュン「なんでだ」
真紅「あの子達に余計な心配はかけさせたくないわ」
ジュン「でも」
真紅「大丈夫よ。いつもみたいに私がパパッと追い払えばいいんだから」
真紅「それに、いきなり私達みんながいなくなったらのりが困るでしょう」 ジュン「わかった」
真紅「じゃあ早く行きましょ。一刻も早く彼女を助けなきゃ」
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