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――nのフィールド。 蒼星石「やめるんだ水銀燈。僕は君と争いたくはない!」
水銀燈「やぁよ。これはアリスゲームよぉ。争いたくないとかそういう問題じゃないわぁ」
水銀燈が雨のように羽を飛ばし攻撃する。 蒼星石は庭師の鋏でそれら必死にしのぐ。 蒼星石(遠距離攻撃の手段を持たない僕じゃ、彼女を追い払えない) 蒼星石(僕は……負けるのか?)
蒼星石は庭師の鋏で攻撃をしのぎながら少しずつ後退する。 だがその時、彼女は躓いてしまった。 蒼星石「しまったっ」
水銀燈「これでおわりよぉ」
真紅「蒼星石っ」
真紅が蒼星石を庇いながら飛び出す。 間一髪、蒼星石に被害はなかった。
真紅「大丈夫蒼星石?」
蒼星石「僕は大丈夫だ。それより君は?」
真紅「私なら平気よ」
水銀燈「真紅ぅ。よくも邪魔したわねぇ」
真紅「この子をやらせるわけにはいかないわ」
水銀燈「何よ。あーあ、なんだかしらけちゃったわぁ。今日はこのへんにしといてあげる」 そういうと水銀燈はメイメイを連れて去っていった。
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