【暗黒時代】

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帰りの飛行機の中では、二人とも爆睡。 千歳に着いてレストランでブランチして JR乗り継がなきゃなんない。 あたしより五つ早い駅で尚紀は降りる。 五日間もずぅっと一緒に居たから、バイバイするのが寂しかった。 尚紀も 「これが不倫じゃなかったら、同棲とかしてて同じ家に帰れるのにね…」 って寂しそうに言ってた。 旅行中は、不倫だという事をあまり感じさせなかったけど いざ家に帰宅するとなると旦那の存在が頭をよぎる。 急にせつなくなってしまった。 帰りたくないなぁ… このままずっと、尚紀と居れたらなぁ… 無理だけどね。
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