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『橘弓子』。
それが彼女の名前だ。
俺と同じクラスの橘さんは成績優秀、容姿端麗。
清楚な印象を受ける女の子だ。
ただのクラスメートなら何て事はないが、
俺は橘さんが好きだ。大好きだ。
どれくらい好きかというと、俺の家から琵琶湖あたりまで好きだ。
え?基準が分からない?
ググレカス。
…話を戻そう。
前を歩く彼女を見て心臓が早鐘のように高鳴るのを感じる。
季節は夏。一筋の汗が俺の額を伝った。
あ、挨拶しなきゃ…!
この時、俺の中では緊急会議が開かれていた。
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