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『行ってらっしゃいませ、お嬢様』
「えぇ、行ってくるわ」
私の名前は鳳凰静香、あの有名な鳳凰財閥の一人娘よ。私は社会勉強の一環として一般市民が通う大学へと入学したのよ。
そこで出会ったのがあいつ、茶色の毛と白色の毛との見事なコラボレーション!たまらないわ……
私は欲しいものは金の力でだいたい手に入る、その私が手に入れられないのがあの猫、ミケなの。
ミケにはなぜかマタタビが効かなくてネコジャラシの効果も薄い。
そんなミケに効く唯一の物……それはちくわ。
なぜあんな魚の端切れを潰して焼いたものが好きなのかは知らないけど、とりあえず執事に世界で一番高いちくわを取り寄せておいた。
今日こそはミケを連れ帰るためにちくわを握りしめ猫のいる場所へと向かった。
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