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「「おはよう康」」
茶色いアシメ。ライオンみたいなボンバーヘアー。
小麦色の肌。
見た目ギャル男・中身も筋がね入りのギャル男。
だがどこからか清潔感。
彼の名は二階堂康隆(にかいどうやすたか)。
私と藻屑の幼なじみである。
「おはよーダーリン」
「おはよー鈴ちゃ♪」
鈴香は康に抱きついた。
ちなみに鈴香の彼氏でもある。
「藻屑はまた女?」
『御名答』
康も同じ質問。もう定番だね(*^ー^)b
「あいつ最近軽すぎね?前まであんなんじゃなかったのに」
『なにかあったのかねぇ~』
バリッ
私は興味無さそうに柿ピーの袋を開けポリポリと食べ始めた。ちなみに柿ピーは青汁苺牛乳のおつまみである。
「柿ピーっておっさんかいっ!!ってかその気持ち悪い飲み物と一緒に食うなっ!!」
「匂いすご…ってかどんな味だよ…」
「幼なじみだけどやっぱ水雲謎だわ…」
みんななんでわからないのかなぁ~このおいしさ…。
ガラッ
その時女の子に囲まれてはいるがやっと藻屑が教室に入ってきた。
「「おはよー藻屑」」
「よう」
女の子たちの中から抜け藻屑はこっちに来た。
「水雲青汁苺牛乳頂戴」
『仕方ないな。ほらよ』
藻屑は私から青汁苺牛乳を受け取りおいしそうに啜った。
「やっぱうめぇ」
『柿ピーあるよ』
「王道キター(゚∀゚)-!!」
『さすが私の弟。わかってるじゃないか』
藻屑と私は柿ピーと青汁苺牛乳という素晴らしい組み合わせに感動していた。
「やっぱり双子ねぇ~。ついてけないわ」
鈴香の言葉に康と慶志はウンウンと頷いた。
これがいつもの朝の風景。
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