ついてない僕

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ついてない僕

冒頭なので話が動き出すまでグダグダです。  僕はどうしようもなく運が悪い。 ついてない世界大会があれば、間違いなく優勝候補と言われるぐらいだ。 むしろその大会にさえ、運悪くアクシデントに巻き込まれて失格になると思える。  今日も駅前に駐輪していた自転車が盗まれている。 もう何台目だよ。。 親が泣くよ。こんな親不孝は嫌すぎる。  しかし幸運な事に施錠されてない自転車が目の前にある! 何たるラッキー!  僕の人生において五指に数えようこの幸運を!  歓喜のあまり、罪悪感とか、デザインの良し悪しなどは微塵も考えずに、有り難く一時拝借した。  しかし、というかやはりというか、流石は僕。  これは幸運どころか更なる不幸の撒き餌に過ぎなかった
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