捨猫

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僕は五十嵐に親近感みたいなものを感じていた。 彼女の落ち着いた、清楚な雰囲気は僕に恋愛感情を与えるのに苦しくなかった。 「今何時だろう」 僕は彼女に見えるように腕時計を覗いた。 二人の顔が文字盤の上に映る。
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