第1話:「興味が無いわ」

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 残り6人。  しかし、4人目を倒してしまったがために、私は円の1部の状態になっていた。  一斉に狙われる。  派手な攻撃。  それは炎や水、雷、風などだった。  滑り込むように中心へと戻る。 「身のこなしはさすがと言うべきですな。我が部下に欲しい逸材ですぞ」  ナイルは嫌味ったらしく言った。  少し、頭に来たかも。  私は攻撃と攻撃の間が空くわずかな時間を狙い、1人に手をかざす。  そして、そいつの目の前で爆発をさせた。  残り5人。  出来れば使いたくなかった。  魔法。  さすがにナイルから余裕が消えた。  ナイルも魔法使い。  魔法と魔法では、周りへの被害が過ぎてしまう。  素早く片付けたい。  決め技に隠しておきたかった。  だけど、見られてしまったものは仕方が無い。  ナイルは一流のソーサラー。  そこら辺の魔法を見せた所で、何の驚きも無いだろう。  私は他の5人も、同じ様に倒していった。 「ふん! 使えませんな!」  ようやく、ナイルは立ち上がる。 「あなたのお声をお聞きしたい。力ずくで……でしょうなぁ」  ゆっくりとこちらに向かって来る。
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