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とある担当者の時にPCで検索して、ある飲食業の仕事を見つけた。
別に水商売をした経験がある訳ではないのだが、できれば昼間に働きたいと思っていた。
労働時間も短いし、そんなに朝早くもない。
これなら大丈夫かも知れないと彼は考えた。
問題は、当たり前の事だが、彼が男だと言う事だ。
確かに女性の社会参画はなかなか進まない。
ただ三十代の男を雇うのは企業側から見れば荷が重い。
終身雇用性の問題もあるのだが、始終顔を突き合わせている誰かに「あなたは必要ありません」と言うのは誰にだって楽な事ではない。
女の人は今は妊娠しているから働けないとか、今は子供に手がかかるから働けないとか、いろんな現実に向き会わなければならない。
だから仕事をいつも優先順位一位する事が難しい。
実際、彼の母親も基本的にはパートタイマーとして働いて、彼を育てた。
彼も「仕事」に対する感覚が平均的な男性とは違うのかも知れない。
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