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すっかり血の海は消えてしまった
そのかわりその血から新しい臣下が呼び出された。
人型をしたもの
蝶みたいなもの
人の脇から上だけのもの…
といろいろな形をした血のみで構成された種族
ざっと数えて四千強
「ふむ。今のおれの力ではこんなものか?」
「まあ、始めですしこれくらいでしょう、私我呼び出せる力は魔王様のお力によってかわりますゆえ」
と二人で話していると一人前に出てきて言った
「魔王様覚醒おめでとうございます、この度は
召集ありがとうございます。私はこの呪われた血の一族の長
ブラットと申します我等4444名滅びようとも魔王様に忠誠を誓います」
「ブラットよ、そんなにかしこまることはない、我は少し眠る。
なにせ久方ぶりのこの世だからのう、我が目覚めるまでそち等の好きにしていてかまわん、だが我が目覚めたら進軍を開始するぞ、よいな?
」
「御意に」
と言った次の瞬間元の血の海に戻った
それを見届けてから魔王は眠りについた
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