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「え……、何、どうしたの? 綾菜ちゃん?」
あたしは綾菜ちゃんの方に向き直る。
「あのですね……、私凄い今、酔っているんですよ」
綾菜ちゃんはあたしの腕を両手で掴んだまま話始めた。
「……? うん……、そうだね?」
――それがどうかしたのだろうか?
いまいち綾菜ちゃんの言いたいことがよくわからない。
「私酔うと、すっごいキス魔になるんですよ」
「え! もしかして誰かにキスしちゃったとか?!」
――そんなの嫌だーっっ!
あたしですらあんまり綾菜ちゃんとしたことないのに、他の知らない男としてたら泣ける……。
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