①19:30、飲み会

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「え……、何、どうしたの? 綾菜ちゃん?」 あたしは綾菜ちゃんの方に向き直る。  「あのですね……、私凄い今、酔っているんですよ」 綾菜ちゃんはあたしの腕を両手で掴んだまま話始めた。 「……? うん……、そうだね?」 ――それがどうかしたのだろうか? いまいち綾菜ちゃんの言いたいことがよくわからない。 「私酔うと、すっごいキス魔になるんですよ」 「え! もしかして誰かにキスしちゃったとか?!」 ――そんなの嫌だーっっ! あたしですらあんまり綾菜ちゃんとしたことないのに、他の知らない男としてたら泣ける……。
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