彼女が彼女になった理由。

①19:30、飲み会

あたしたちがトイレから出るとみんなはもう外に出はじめた所だった。

なのであたしたち三人も店の外にでることにした。

店の外にでるとさっき一緒に飲んでいたメンバーがいた。

「お！　川瀬大丈夫だったか？」

最初にあたしたちに気付き声をかけてきてくれたのは永野さんだった。

「はい……、先程はすいませんでした。吐いたんでスッキリはしたんですけど、まだちょっと気持ち悪いですね……」　　

綾菜ちゃんはいかにも気分が悪そうな表情をしている。

「ってことは川瀬は二次会いかないのか？　お前は結局どうすんだ、青山？」

永野さんはあたしに尋ねてきた。