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――あぁ、あたしはさっき『綾菜ちゃんに香奈さんは二次会行かない』宣言されてたもんなぁ～……。
それに綾菜ちゃんの「まだ気持ち悪い」というセリフから見ても二次会は行かないというのがベストだろう。
「えぇ……っと、すいません、あたしは綾菜ちゃんが心配なんで家まで送ってきます。なんで二次会はすいませんが遠慮させて頂きます」
ここで変な嘘をついても余計怪しまれると思ったので、正直に答えた。
ちゃんと『あたしの家』に送りますよ。
「そうなんですか～……。でもまた今度飲みましょ！」
そしたら佐々木ちゃんが残念そうにしてくれた。
「あ！ 俺も！ そんときはぜひ仲間に入れてください！」
坂本君まで……。ありがとう。
「うん、またみんなで飲みましょう！ 今日はすっごい楽しかった！」
あたしはみんなを見回して言った。
「それでは、お先に失礼します。綾菜ちゃん、大丈夫？ 行ける？」
あたしはお辞儀をすると、綾菜ちゃんの方を向き、心配するふりをする。
「あ……、はい、わざわざ送って頂いて申し訳ありません……。みなさん、お先に失礼します」
綾菜ちゃんも深くみんなにお辞儀をすると、その場からあたしと一緒に歩きだした。
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