②21:30、飲み会後

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「もしかしてあの子かな……?」 「そうかもね……」 あたし達は顔を寄せ小声でヒソヒソと話す。 そして、その女の子はあたし達の前、つまり香奈の前の席にくるとカバンを置いた。 「あ……、やっぱり!」 香奈は予想が当たったのが嬉しかったのか大きな声をだしていた。 「……え?」 たぶん『相澤麻友美』ちゃんだろうその子は香奈の声に驚いてこちらを見つめた。
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