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ドンッッ!
「隊長ッ!!」
思わず美月は振り向いた。
さちえが逆方向からそのまま顔を出すと、山木が吹っ飛び飲料水の販売コーナーのガラスケースに勢いよく張り付いていく最中だった。
「う゛っ…」
打ちつけられた山木は力が抜けてゆくように床に崩れ落ちる。
さちえもしまったと思い、そのままそれに突出していった。
「さちえっ!!隊長ッ」
美月も入り口を離れさちえを追った。
拳銃なるべつ使わず、出来るならナイフか何かで事を済ませたい。拳銃は音がデカすぎる。
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