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福岡のとある街、福満市(ふくみつし)――。
田んぼや畑ばかりの田舎の風景にやたら派手な色(黄色にピンク)の家がポツリとあった。
ここに住む高校三年生の少年、大嶋 龍夜(おおしま たつや)。
めんどくさがりでゲームが大好きな少年は今日も楽しくゲームをプレイする。
「あー学校だりぃ。疲れた。さて、ゲームするとしますか♪」
龍夜はプレステ2の電源を入れた。
セットしたゲームソフトのタイトルは――――
『Devil mey cry3』
ガプコンの大人気スタイリッシュアクションゲームで紅いコートを着た銀髪のダンテという男が二丁拳銃と剣を使って悪魔達を狩るというゲームだ。
シリーズは既に3まで出ている。彼は一番新しい3、しかもスペシャルエディションをセットした。
「よっしゃーー!!ようやくDHRSだぜーー!!」
夢中になってプレイしている。なんとも微笑ましい。
まるで馬鹿のようだ。
と、その時――
ドォォォォン!!!!!!!!
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