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「隠れろダンテ!!」
俺はダンテを部屋の隅に追いやり、頭からダンボールをかぶせて何気ない顔をしながら本を読んだ。
しばらくすると一緒に買い物に言ってた姉ちゃんが部屋に来た。
「龍夜?はいこれ。お母さんがあんたの分もお菓子買ってきてくれたよ」
姉の小夜子(さよこ)はそういって150mlコーラとスナック菓子が一つ入った袋を俺の机の上に置いた。
「あ…ありがと!オカンに言っといて!」
「自分で言いなさいよ。
あ、それとあたしメタルギア3やりたいからソフトとプレステ2貸して」
姉の小夜子もゲーム好きである。俺と同じく、デビルメイクライやメタルギアが大好きだ。
特にネイキッド・スネークが大好きらしい。
好みのタイプはスネークのようなワイルドなオジサマが好きだとか。
「あ、ああ…いいよ!」
俺はプレステ2のコードを取り外し、本体とメタルギアソリッド3を姉に渡した。
「ありがと♪さーて今度こそエクストリームをノーアラートでクリアよ!!」
エクストリームとはメタルギアソリッドシリーズにある一番難しい難易度で、ノーアラートというのは敵に一度も見つからないでエンディングまで辿り着くことだ。
姉は流石に俺と同じ、いや、それ以上のゲームの腕を持っている。
勉強は俺同様、芳しくないが。
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