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「兄貴。いいんすか?
あんな知らんガキを部屋に残しといて。それに金まで渡すって…。
――あっ!そう言えばあのガキ、どことなく兄貴に顔が似てまんな。
どこぞの女と作った兄貴の子とちゃいますの?」
孝司のジョーク混じりの言葉に少しドキッとしながら、
「ええから黙っとけや!それ以上要らん事ぬかしたらシバくぞ、コラッ!」
「す、すんません…」
それ以上この出来事に触れぬまま、俺達は集金に向かった。
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