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今度は俺の顔をしっかりと見ていた。
だけど何も言わない。
金村がチャンスに三振に倒れて、私は少しイラだっていた。
「こらっ!坊主!
用があるなら、さっさとぬかせや!」
「…………」
一言も言葉を発しない子供に対して、更にイラだちが増してくる。
「ええ加減にせえや、クソ坊主!気持ち悪いんじゃボケ!」
そう言って俺は男の子の両肩を押して、男の子はそのまま後ろに倒れ尻餅をついた。
「今度俺の前に現れたら、ガキやろうが承知せんぞコラッ!」
そう言い残してドアを思い切り閉めた。
「あ~、なんか胸クソ悪いで!」
そのまま冷蔵庫へ行き、缶ビールを取り出した。
疲れてたのもあるのだろう。
野球放送が終わる前に、
缶ビールを最後まで飲む前に、そのまま眠っていた。
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