舌の根も乾かぬうちに

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物置を見ると、ただでさえ乱雑だった空間が、さらに散らかってしまった。 私は再びため息をついた。 床に散らばった本を簡単に片付けると、私は玄関へと向かった。 まだ洗濯物も干していない。 やる事が一杯ある。  息子たちはいつになったら仲良くなるのだろうか。 特に長男は年を追うごとに悪くなっている気がする。 それでもさすがに今回は堪えた事だろう。 私は玄関のノブを掴んだ。  ・・鍵がかかっていた。
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