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海が好きだった 月に照らされた 静かな海が あの人と一緒に 飽きるまで眺めた 今夜は独り 唇を噛みしめながら 次々と波間に浮かぶ 楽しかった思い出に 小石をぶつけて 潮風が 涙を乾かしてくれるまで 膝を抱えて 独りぼっちで 海を眺める
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