†第一章 新しい出会い†

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しかしどのページを見ても玖琉栖の主の記述の一文すら見つからなかった。 騎士剣を持ち腕章をつけていた学生時代の玖琉栖、その顔立ちや表情は今の玖琉栖とは似ても似つかない部分がありそしてそれは主不在の理由の一つのような気がし始めていた。 「と……とりあえずさ、このことはまた今度調べてみようよ」 「そうだよね、先生に怒られたらイヤだし」 一颯や淡雪たちがそう言っていると、 「そういえば、そろそろ主と騎士の検査発表がでる頃だな」 「検査結果ってなんですか?」 「検査結果はな……どの主にどの騎士が合っているのかって調べることだ 毎年、先生から新入生まで調べるらしい だから俺も今年こそはいるかなって期待してんだ」
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