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「何気にしてんだよ、俺が不良の一人にされたことかよ。」
より一層険しい表情で、廉の襟首をつかみながら時次が言う。
「・・・警官になるんだろ」
「あぁ!?」
「お前警察官になりたいんだろ!?こんなことやってちゃやりたい仕事もできなくなるだろ?」
ついに廉が吼えた。
「もう・・・構わないでくれよ。」
「何だと?」
「もう僕に構わないでくれよ!僕のせいで将来滅茶苦茶にしてほしくないんだよ!!警察官になって、悪人捕まえるような奴が、悪人の汚名わざわざ被ってどうすんだよ!」
なおも廉は言う。
「僕のせいで・・・狙われたんだろ?」
「んなわけねえだろ
「嘘だッッ!!」
時次の言葉を遮って、血走った目で廉が言った。
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