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藤倉 茜、まだ中学時代の出来事
損な役回りにいつのまにやら抜擢された茜は右往左往に女の子を宥めるのに必死な様子
「こういうことは本人を呼んだほうがいいと思う」
「繋がらないのよ携帯が!」
あの馬鹿野郎
捕まえて確実に仕留めてやる
俄かに殺意を抱いたことは言うまでもない
「どういうことなのか説明しなさいよ」
二人の女の子が一人の男を奪い合い。
遠巻きから見ればモテる男の修羅場と言ったところだろうか。
「俺は関係ない!」
無関係のはずが気が付けば事の中心にいた自分が憎らしい………
茜の悲痛の叫びは学校中に響き渡るほどだった
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