目覚め

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「あはははは!!今度は『失礼な!!』とか思ってんだろ。」 『な、なんでわかっ「しかも素直!!あはははは!!わかりやすっ!!」 くそう、そんなに笑わなくても良いじゃないか。 彼は未だにお腹を抱えて笑っている。 「あー…ワリィ、話戻すな。 今のお前の状況を簡単に言うと、目立った外傷ナシ! いたって健康! …ただ記憶がない、と。そんなとこだな。」 そんな軽く言うな。 私にとってはめちゃくちゃ重要なんだよ。 あぁ、これからどうしよう…。 病院にかかったお金すら払えない(と思う)。 何よりも帰る家が分から無い。 とりあえず、ここには居られない。
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