七夕の夜に……(竜二)

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 祭りは家族連れや恋人同士で賑わっている。        「どこかに俺と付き合ってくれる子いないかなー」      俺も誠も最近ではまったくと言っていいほど、女っ気がない、誠がそんな事を口にするのも無理はない。     「ナンパでもするかー!」       誠がそんな事を言った時、俺は通りの向こう側にいる浴衣姿の二人組の女の子をみていた!      そのうちの一人の女の子の浴衣の柄が朝顔の柄だった。      あるはずもないが俺はその子に彼女の姿を追い求めていた。
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