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彼は駅前のハンバーガーショップで、コーヒーとチーズバーガーとポテトを2つずつ持って私の正面に座った。
「こんなんで悪いけど食べてよ。」
彼は笑顔で差し出してくれた。起こしてくれたお礼というか、一人で朝ご飯を食べるのが寂しいから付き合ってほしいとのことだった。彼は、いただきますと言ってコーヒーを飲んだ私に、
「オレは砂糖入れないと飲めないんだよな~。」
とけらけら笑いながらチーズバーガーをほおばった。
なんだか懐かしい気がする人だったし、一緒にいて悪い気はしなかった。
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