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傷を付ける度に、自分の存在がわかる。 生きてるんだってわかる 心は、死んでいたのに… 栞は、今どうしてる? 鈴音ちゃんを抱き締める事も、話しかける事もしなくなったと聞いた。 私は、小さな子から母親を奪ってしまったんだ… 最低… 生きる存在なんて… いらない… 柊ちゃん… 「愛してた…」 私は、手首を切り付けた 深く、深く… 血が流れた… 睡眠薬を飲む… 意識が、遠のいて行く…
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