とある日

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ドサっと茶々けた紙袋の山の上に降ろされる。目の前には赤や金や茶色の頭の不良が5人。       不良の中のリーダーでありそうな男が朱華のあごをクイッと持ち上げる。   「メガネ女子とか超萌えじゃね?しかも名北だしね。かわいくて賢い子が泣き叫ぶ姿、最高に面白くなりそうじゃん。」      明るい茶髪のなかに何本かの赤や黄色のメッシュをいれた髪型のそいつはなかなか顔はかっこよかったが その不気味な笑顔からは 恐怖しか感じられなかった。    
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