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「はぁ?あそこに見えるでしょ?私用事があるから、失礼ですが帰らせて頂きます。」
そういってあと数秒で変わるであろう信号を渡ろうとした。
その時
ガシッとハンドルをつかまれ、後ろから押されてあらぬ方向へつれて行かれた。
「まぁまぁ、そう言わんと。」
朱華は自転車から降りようとした。でも下ろしてもらえない。
「ちょっとやめてっ!!」
気付いたら初めて来たような裏路地、目の前には空倉庫。
そういうことに鈍感な朱華もさすがに身の危険を感じてきた。
絶対絶命のピンチ
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