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翌日
昨日の雨が嘘みたいな晴れ
あたしは一人で屋上に居た
みんなは授業中
クラスにあたしの居場所はない
あたしは成績トップだからたまに授業をサボっていても先生は何も言わない
屋上は気が楽
みんな来ないし、風が気持ちいい
少し強めの風があたしの髪とスカートを揺らした
反射的にあたしは目を閉じた
風はしばらくするとまた違う場所に行った
風は気まぐれだ
目を開けてボーっとしていると後ろから声が聞こえた
「春風 美海[ハルカゼ ミウ]やんな?」
その声に聞き覚えがあった
あたしは驚いて振り向いた
そこには
浅倉 誠が居た
あたしは彼を見て唖然とした
彼は昨日死んだ筈だ…
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