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「…ん」
目が覚めると朝で自分の部屋にあたしは居た
変な夢を見た…
死んだ筈の浅倉 誠が屋上に現れてあたしに取り憑く夢
「嫌な夢だった…」
あたしは起き上がりボーっとした
今日も学校か…
憂鬱になる
空は晴れているのに気分が晴れないし、体がだるい
風邪かな?
「よぅ、眠れたか。お嬢ちゃん」
急に頬に変な感触がした
「なっ!!////」
夢じゃなかったらしい…
目の前に浅倉 誠が居る
「な、なにをっ!!//」
あたしが彼を睨むと彼はへらへらと笑った
「何って…ほっぺにちゅー」
ニッコリと笑う彼に憎しみを覚えた
最高に目覚めが悪い朝だ…
「それより朝ご飯出来てるで~」
彼があたしを引っ張る
朝ご飯?
「嘘…」
テーブルには美味しそうなご飯が並んでいた
「あなた、物に触れるの」
ひとつの疑問
彼は幽霊
触れなければ朝ご飯なんて作れない
「触ろうと思えばな!!…って俺は浅倉 誠や」
彼が不機嫌そうな顔をした
「知ってるけど?」
あたしがキョトンとすると彼はあたしに顔を近づけた
「誠って呼ばな返事せーへんで?美海」
勝手に呼び捨て…
まぁ、いいや
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