キャッチボール

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深々と下げた頭を上げた稲葉クンは… 「子供好きなんですか?」 「えっ…?」 「なんか、先生みたぃ。 子供って可愛いですよね!」 そぉ稲葉クンは言うと、友達と再びマウンドに戻って行った。 私はキョトンとその場に立ち尽くした。 「なったん?」 「お姉ちゃん? 早くお城作ろうよぉ!」 「あっ…ごめん、ごめん。 よしっ、おっきいお城作ろうか!」 「うん!!」 子供たちの声が重なる。
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