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名前をユウヤ君という男の子は恥ずかしいのか、ママの足にしがみついて離れない。
そんなユウヤ君に、ぁたしは
「ユウヤ君!
お姉ちゃんと一緒にお城作ろう!」
と笑顔で手を差し出すと、
「ぅん。」
と小さく頷きながら、差し出した私の手を小さな手で握り返してくれた。
それからまた数人の子供も混ざり、みんなで砂遊びをしていると…
「危ないですっ!!」
えっ…?
後ろを振り返ると、マウンドでキャッチボールをしていた稲葉クンたちが大声を出しながらこちらを向いている。
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