Prologue
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―それはもはや戦いと呼べるものではなかった。 ―閃光が走る。 戦場を駆ける魔力が壁となって境界を生じ、世界を一変させる。 辺りは破壊された残骸が散乱するばかりで他の生命など存在は出来ない。 そこはすでに2人の世界と化している。 介入する余地など皆無であり、邪魔をしようものなら世界から存在ごと否定され、跡形もなく消え去るだろう。
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