序章

3/6
前へ
/17ページ
次へ
「さてと、進路はどうするかな………」 零やクラスメートは、ロングホームルームで進路希望を書く為の紙を貰っていた。 用紙には第一希望から第三希望まで書き込めるのだが、零には何か目指している職業は無く、せいぜい銃を触れる陸上自衛隊しか考えていなかった。 結局後日提出する事になり、帰る途中で深い溜め息をついた。 「ふぅ………。家に帰ったら何をするかな……?」 と、その時、道路の片隅に薬夾が落ちていた。 「モデルガンのものか………?」 零は弾のでない銃には興味が無かったので、モデルガンの方面は疎かった。 更に、点々と道路に血が付着していた。これを見て異常事態だと判断した。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加