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「はい~席についてね~えっと。今日から5組の担任になりました。狭山優子です。よろしくね。」
「このゆったり先生が俺らの担任か」
「そうみたいだね。」
「えっと。今年からこの高校の先生になりました。だから何もかもみんなと一緒だからわからないこともあるかもしれませんがよろしくね。」
あるクラスの一人が先生に質問した。
「先生はどこの高校から来たんですか?」
「先生は~私立高瀬川学園から来ました。あっそれと剣道部の顧問もしてました。」
空と光は声合わせていった。
「高瀬川学園!?高瀬川って言ったら府大会の決勝でいつも花笠高校とあたるとこやん」
「そうだよ。君たちはたしか風間空君と實重光君だね。」
「なぜ僕らのことを?」
光はびっくりしたように言った。
「知ってるわよ。空君は府大会3位で光君は府大会ベスト8でしょ?」
「光って府大会ベスト8だったのか?」
と空は言った。
「そうだよ。」
「今ね。剣道部の部員が男の子一人だけなの。だから二人が入ってくれたら嬉しいわ。これから1週間クラブ勧誘期間に入るからそれで部員を集めましょ。」
「部員なら二人は大丈夫です。幼馴染みと親友が剣道をやっているんでこれで男子四人で女子一人ですね。」
「あの...」
女の子が話しかけてきた。
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