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【あらすじ】
オジ夫と米子はもうすぐ結婚して30年。
二人の息子も成人し家庭を築いていた。
30年一緒に居るとお互いを空気の様に感じてしまう。
米子はそれが嫌だった。
昔の様な…新婚の時の様な生活がしたかったのだ。
米子はオジ夫の気持ちを確かめる作を考えた。
オジ夫にもあの頃の気持ちが残っているのか…。
新婚当初
米子がオジ夫に
「今日の晩御飯何がいい?」
と聞くと、必ずオジ夫は
「君の作ってくれるものなら何でもいいよ。」
と返してくれた。
今はどうだろう…
その後2~3年経ってからは
「何でもいいよ。」
だけになってしまったのだ。
それから20年、米子はオジ夫に「晩御飯~」の質問をしていない。
「どうせ適当な返事するわ…。」と「もしかしたら…。」の二つの思いに米子の胸は激しく高鳴るのであった。
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