聖天魔術学園

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「えっと……先生と冬野くんは知り合いなんですか?」 光は遠慮がちに洋平に聞いた。 「ああ。もう6、7年の付き合いになるかな。それよりお前たちが最後だからチームはそれで決定な。俺はもう行くから早めに帰れよ?」 そう言って洋平は教室を出て行った。 「さて、帰っていいんだったな。俺も帰るとする」 銀はそう言って帰ろうとしたがその動きは誰かが左腕を掴んだために止められた。 「待てって!」 大牙が銀の腕を掴みながら言った。 「なんだ?」 「なんだ?じゃなくて、お前は俺たちのことを知らないだろ?だから親睦会をやろうって話になったんだよ」 「……自己紹介をしていただろ」 銀は無表情で大牙を見ながら言った。 「自己紹介だけじゃ、ほとんど何もわからないだろ。親睦会の目的は早くお互いを知ることだ。この先いろいろとチームで動くことがあるだろうしな」 「そうだよ。来週には1年生のレベルを測るチーム毎のサバイバル戦があるんだから」 龍一と雅が言った。
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