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「はいはい、静かにしろ。5人のうち誰でもいいから自己紹介を始めろ」
しかし、その話は洋平によって止められた。
「じゃあ、俺からやるよ」
静かになって少しすると金髪に黒い瞳の少年がそう言って立ち上がった。
「俺の名前は知ってるやつがほとんどだと思うけど九城 大牙(クジョウ タイガ)。属性は雷と土でギルドランクはAだ。ちなみに入学試験の結果は5位だったから特待生の中では最下位ってことになるな。知ってる人も知らない人もこれからよろしくな!」
金髪の少年、九城 大牙は席に着いた。近くの者と少し話をしてすぐに話すのをやめた。
「次は俺がやるか」
次に立ち上がったのは黒髪に紅色の瞳をした少年。
「俺も大牙と同じように知っている人がいるだろうけど名前は流 龍一(ナガレ リュウイチ)。属性は火と水。ギルドランクはAAで、入学試験の結果は3位だった。よろしく」
流 龍一という名を聞いた瞬間、銀と洋平が反応したがそのことに気がついた者はいなかった。
「次は私がするよ。私も中等部からきているから知ってる人もいるんだろうけど閃 雅(セン ミヤビ)です。属性は光と風だよ。ギルドランクはAで、結果は確か4位だよ。よろしくね」
流 龍一が座るとすぐに立ち上がって自己紹介をした金髪で翡翠色の瞳をした少女は微笑みながら席に着いた。そのとき、教室にいる男子の一部がやっぱり可愛いなと呟いていた。それが聞こえた銀であったが興味がないのか特に反応するようなことはなかった。
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