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「好きな人できたから別れて。大丈夫②!!あっくんいい人だから。すぐ新しい彼女見付かるよ。」
「…………………………」
暖かい日射しが心地よい春の日の午後…俺、春野空人(はるのあきと)は失恋した…。
女は俺が誕生日にあげたヴィトンのバックを自慢気に振り回しながらその場を去って行った。
「また…裏切られたか…。」
本来なら怒り狂っている所だが実は今まで色んな女に裏切られた。それも1度や2度じゃない。何度もだまされ続けたせいか怒る気力もないらしい。
俺は煙草に火をつけ空に向かって煙をはいた。そんな暖かい春の日の午後だった。
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